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「35mm換算」計算機・APS-Cやフォーサーズなど焦点距離ごと解説

35mm換算計算機

換算計算機

使い方

  1. お使いのレンズの焦点距離を選択
  2. お使いのカメラのセンサーを選択
  3. 「計算する」ボタンをクリック

これにより、35mm換算での焦点距離が即座に表示されます。また、他のセンサーでは何ミリなのかも一覧で表示されます。

35mm換算とは?なぜ必要なのか?

写真や映像の世界では、「35mm換算」という言葉がよく使われます。これは、異なるセンサーサイズを持つカメラで撮影した画角を、基準となるフルサイズセンサー(35mmフィルムと同じサイズ)の画角に統一して表現する方法です。

なぜ35mm換算が必要なのか?

デジタルカメラはセンサーサイズが異なるため、同じ焦点距離のレンズでも得られる画角(写る範囲)が変わります。この違いを理解しやすくするために、共通の基準としてフルサイズセンサーを基に換算する必要があります。特に以下の場合で役立ちます。

レンズ選びの比較

レンズを選ぶ際に、どのセンサーを使っているかで画角が変わります。例えば、APS-Cセンサーの50mmレンズとフルサイズの75mmレンズはほぼ同じ画角を提供します。35mm換算を使うことで、「このカメラとレンズで撮影すると、フルサイズ機で何ミリ相当の画角なのか」というように、焦点距離が把握しやすくなります。

撮影意図を正確に伝える

写真の世界では「広角」「標準」「望遠」といった画角の分類がありますが、センサーサイズの違いによる混乱を避け、意図した撮影効果を共有するために35mm換算が使われます。

複数のカメラを使う際の統一性

異なるカメラシステムを併用する場合、35mm換算を基準にすることで、レンズや画角の選択を統一しやすくなります。

35mm換算は、初心者からプロまで、写真や映像に関わるすべての人にとって重要な指標です。

センサーサイズごとの違い

カメラのセンサーサイズは、画角だけでなく、撮影の仕上がりにも影響を与えます。以下の画像は、センサーごとの大きさを比較したものです。

カメラのセンサーサイズ比較
カメラのセンサーサイズ比較

代表的なセンサー

  • 中判(ミディアムフォーマット):44mm x 33mm
  • 35mmフルサイズ(フルフレーム/35mmフィルム):36mm x 24mm
  • APS-C:23.6mm x 15.8mm
  • APS-C(キヤノン):22.5mm x 15mm
  • マイクロフォーサーズ(M43):17.3mm x 13mm
  • 1型:13.2mm x 8.8mm
  • 1/1.3型(約9.8mm x 7.3mm)
  • 1/1.7型(約7.6mm x 5.7mm)
  • 1/1.9型(約6.8mm x 5.1mm)
  • 1/2.55型(約6.17mm x 4.55mm)

同じ焦点距離のレンズを使用した場合、センサーサイズが大きいほど写る範囲は広くなります。これは以下の原理に基づいています

レンズが作る像円

レンズは被写体の光を集めて、円形の像(像円)を作ります。この像円のサイズは、同じ焦点距離のレンズであれば常に同じになります。

センサーによる切り取り

センサーは、この像円の一部を切り取って画像として記録します。大きいセンサーはより広い範囲を切り取れます
小さいセンサーは像円の中心部分だけを切り取ることになります。

下の図では、フルサイズとAPS-Cセンサーでの写りの違いをイメージ化しています。赤いAPS-Cのセンサーは35mmフルサイズに比べ、写っている範囲が狭いことがわかりますね。

APS-Cのセンサーでフルサイズと同じ画角を得るためには、短い焦点距離のレンズが必要になります。

例えば、APS-Cのセンサーでフルサイズ50mm相当の画角を得る場合

フルサイズ:50mmレンズ
APS-C:約33mmレンズが必要
マイクロフォーサーズ:25mmレンズが必要

このように、センサーサイズは撮影時の画角に大きく影響を与える重要な要素となっています。

この違いを統一的に理解するための基準として使われているのが「35mm換算」です。

35mm換算とは、フルサイズ(35mmフィルム相当)のセンサーで得られる画角を基準に、異なるセンサーサイズのカメラの焦点距離を換算した値を指します。

クロップ倍率について

35mm換算を計算する際に重要となるのが「クロップ倍率」です。主な機種のクロップ倍率は以下の通りです。

  • フルサイズ:1.0倍
  • APS-C(ニコン、ソニー、フジフイルム):1.5倍
  • APS-C(キヤノンのみ):1.6倍
  • マイクロフォーサーズ:2.0倍

35mm換算を理解する際に、以下の点に注意が必要です。

画角のみが変化する

35mm換算は、あくまでも画角(写る範囲)の換算です。レンズの持つ他の特性、例えば明るさ(F値)や被写界深度には影響しません。F1.4のレンズは、どのセンサーサイズのカメラで使用しても、F1.4の明るさを持っています。

換算値は参考値

実際の撮影では、換算値は参考程度に考えるのが良いでしょう。カメラやレンズの選択は、換算値だけでなく、実際の使用感や目的に応じて行うことをお勧めします。

ボケ味への影響

センサーサイズが小さくなると、同じ画角でも被写界深度が深くなる(ボケにくくなる)傾向があります。ポートレート撮影など、背景ボケを重視する場合は、この点も考慮に入れる必要があります。

まとめ

35mm換算は、異なるセンサーサイズのカメラ間で画角を比較するための重要な指標です。この換算値を理解することで、より適切なレンズ選びが可能になります。

ただし、換算値はあくまでも参考値として捉え、実際の撮影では自分の目で確認しながら、最適なレンズを選択することをお勧めします。この記事で紹介した計算機を活用しながら、理想的な撮影環境を見つけていただければ幸いです。

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